大きな息、さてどちらかな、、、?(2023年冬詠)
投稿者: 牛二
単線や抜きつ抜かれつ冬うらら
単線の列車は総じて遅い、というのもありますが、すれ違いの待ち時間なんてのもあります。だから車で平行して走っていると同じ列車に何度も会うのです。スピード違反なんかしていませんよ、、、。(2023年冬詠)
石蕗や時に揺らめくランプの灯
森のレストラン、外から見ただけです、、、。(2023年冬詠)
捨猫を脱し我家の炬燵猫
近くに捨てられて我が家にやって来た猫、運が良かったね、どこから来たんだろうね、どうして捨てられたのかね、何度聞いても答えはないが、もう一年が過ぎて、いまでは立派な炬燵猫、、、。(2023年冬詠)
一枚を脱いでベンチに冬温し
のような冬かと思っていましたが、長期予報では平年並みの冬とか。と言うことは昨年は暖冬だったから、その去年の寒さと比べると相当寒いと言うことでしょうね。掲句は昨年の散歩、、、。(2023年冬詠)
軽トラで来て冬耕のラヂオ鳴る
いつもの散歩途中の菜園。向うのほうが少し年上かな?昔町内の役員会で会った事があるが年齢は知らない。が、最近少しラヂオの音が大きいような気がする、、、。(2023年冬詠)
猫の名の「最中」と「餡子」漱石忌
三匹で来たのだが、一匹は何回か来ただけで来なくなった。残る二匹の内の一匹はシャムネコもどきで、ちょうどお菓子の最中のような色だから「モナカ」、もう一匹は最後に来て尻尾に少しシャムの色が出ているが、他は何種類かを混ぜたような変な猫。最中の次だから餡子でいいかと「アンコ」と名付けた。アンコは最初から病弱そうな猫で、一年生きられるかどうかと思っていたが、見立て通り今年の正月に亡くなった。モナカは今年の七月まで来ていたがプイと来なくなった。死んだのかなと思っていたら、先日近所の猫好きの方の庭に座っているのを見つけた、、、。(2023年冬詠)
ややありて次の銃声冬の山
遠くの山から爆発音。えっ?今のは銃声?と思っている間に次の一発が。明らかに銃声です。今は猟期、以前は近くの河原でも鴨猟をする猟師や猟犬を目にしましたが、今はそれは無くなりました。散歩する道すがらですからね、ありがたい事だと思っています、、、。(2023年冬詠)
ツンツンとつつけば動く枯蟷螂
掃いている箒の先に枯色の疲れたカマキリ。生きているのか死んでいるのか、死んでいるならそのまま塵取りへ。と指先でツンツン。動いたよ!で、つまんでそっと植え込みの中へ、、、。(2023年冬詠)
落葉楽し声駆けまはる園庭に
先日は下校中の小学生の句を書きましたが、今度は幼稚園の庭で遊ぶ園児たちです、、、。(2023年冬詠)