八月になりました。もうすぐ原爆忌、暑い夏です、、、。(2022年夏詠)
タグ: 原爆忌
幾度を見し青空や原爆忌
また一年、暑い日がやって来ました、、、。(2018年夏詠)
テーブルに白桃二つ原爆忌
また一年、平和に過ごせました事に感謝です、、、。(2017年夏詠)
川底に光る魚影や原爆忌
今年も原爆忌がやって来ました。記事は前倒しで書いていますので、実際のところの当日の天候はわかりませんが、私が八月六日を意識するようになってからというもの、なぜか晴天の日が多いのです。いつ意識するようになったかと言うと、恥ずかしい話ですが、俳句を始めて歳時記に「原爆忌」を見つけてからです、、、。生まれ育ったのはまだ実生活の中に戦後があった頃です。もちろん原爆の恐ろしさもくり返し聞かされた筈なのですが、記憶の中にはなぜか、ほとんど残っていないのです、、、。(2002年夏詠)
空の色変はらず在りし原爆忌
昭和二十年、母は岡山の天満屋で働いていた。空襲があったのがその年の6月29日、たまたま実家(現総社市)に帰っていて難を逃れた。実家からも岡山の方角の空が真っ赤に見えて恐ろしかった。あのとき帰っていなかったらお前たちは生れていなかったのだと、幼い頃の寝物語に何度も何度も聞かされた。広島に原爆が投下されたのはそれから38日後のことになる。(1998年夏詠)