雪柳おいでおいでと風の道

「風の道」は児島にある旧下津井電鉄の線路跡を整備した遊歩道、元が線路だから、道路にもう一本並行して道路が走っていたり、たぶん踏切があったところなのだろう変にクロスしたりで不思議な道だった。師もお元気で、句友の立派なお家での句会も楽しかった。早一年になる、、、。(2018年春詠)

図書館に老人の席チューリップ

図書館の一角にお年寄(たぶん私より上)の集まった場所があります。多くの方は新聞を読んでおられます。図書館ですからお喋りの声はありませんが、なんだか一つのコミュニティーが出来ている雰囲気があります。去年はたまたま4月1日に図書館へ、、、。(2018年春詠)

振り向けば一目千両朝桜

少し離れてからもう一度と思って振り向くと、今通って来た桜並木が真青な空の下で朝日を浴びて輝いていた。同じ場所を同じように毎日眺めるのだが、その姿はその度に変わり、絶えず新しい景色を見せてくれる。たぶん見ようとする者だけに見える感動、、、。(2018年春詠)

初桜またひと年と思ひけり

また桜の季節がやって来ました。しばらくは朝に夕に、桜を見ながらの散歩となります。土手の桜並木も古くなりました。子供を連れて歩き始めた頃には植えられたばかりの若木でしたが、あれからかれこれ三十年、無理はありませんね、、、。(2018年春詠)