プールで会う東京とこちらと半々の生活をされているという老人、もともとはこちらの出身らしいがどうも言葉が、、、。(2020年冬詠)
カテゴリー: 2020
晴の日の予定あれこれ十二月
あれもこれもと、思うだけですが、、、。(2020年冬詠)
切株の上に猫寝る小春かな
何もそんな所で寝なくても、と思うのですが猫の習性なのでしょうね。狭いところが好きなようです。11月も今日で終わりです、、、。(2020年冬詠)
屋上の空に向かひて大嚏
最近はコロナ禍でくしゃみをするにも気を遣う。できるだけ我慢、する時もマスクをして、手で押さえて、できるだけ小さくする。掲句は昨年、用事があって行った某ビルの屋上、幸い他に人のいないのを良いことに、マスクを外して大きなくしゃみを一つ、、、。(2020年冬詠)
北風に背を向け歩く下校の子
通りがかりに見た下校風景、吹いてくる北風に背を向けて後ろ向きに歩いている男の子が一人。北風を楽しんでいる、、、。(2020年冬詠)
くるくると枯葉の返す日差かな
日差の中を落ちてくる枯葉、静か、、、。(2020年冬詠)
冬ぬくし出窓に一つ小鳥籠
なんて言う鳥なんだろうと思いながら眺めた通りがかりの街中の家の出窓に置かれた鳥かごの鳥、冬の日差がありがたい朝の時間、、、。(2020年冬詠)
風吹けば落葉時雨となるベンチ
ごく普通のなんでもない公園のベンチ、風が吹くと一瞬にして景が変わり、、、。(2020年冬詠)
闇に色あらばこの色冬の霧
一昨日に書いた暗く鬱陶しい冬の朝の霧、こんな感じです、、、。(2020年冬詠)
一葉忌舞台に開く時雨傘
今日は一葉忌、樋口一葉の忌日です。昔々、学生時代にバイト代無しの代わりに無料で舞台が見えるという条件に誘われて行った「にごりえ、たけくらべ」の大道具組み立てのアルバイト。その舞台で杉村春子さんが下がる時に片手で和傘を開いた時の所作の見事さ、今でも忘れられません、、、。(2020年冬詠)