国道313号線沿いの古いドライブイン、いつも休業の看板が出ているけれど、たぶん実際は廃業なんでしょう。昔何度か寄った事があって、懐かしいお店です、、、。(2021年秋詠)
カテゴリー: 2021
穭田の点々黒き烏かな
早いものです。まだ刈られていない晩稲の田があるのに、刈られた早稲の田にはもう青々と芽が出ています。稲刈が早くなった事も、気候変動も影響しているでしょうね、、、。(2021年秋詠)
彼岸花亡者のごとき終末期
10月です。彼岸花もそろそろ終わりです。近くで見るとちょっと寂しいですね、、、。(2021年秋詠)
ボール蹴る子等の膝まで秋の草
ちゃんとしたグランドが空いていなかったのか、整備されていない河川敷の公園でサッカーチームらしい子供たちがボールを蹴っている。コーチらしい男性が大きな声を出し、見守る保護者もいる。残念ながら子供たちの膝あたりまで雑草が伸びている、、、。(2021年秋詠)
一日で乾く牧草天高し
日差が濃くて湿度が低い。いまだに暑い。乾きが早いのは洗濯物だけではない。牧場へ行くと乾燥した牧草を大きなドラムのように丸めて白いビニールシートで包みにした物が沢山転がっている。あれも大型の農業機械で簡単に作れるのだろう。ちょっと日本離れした風景、、、。(2021年秋詠)
電線に並ぶ鴉や豊の秋
自然に生きる者たちにとって、今が一番よい季節なのでしょう。鴉の数も増えたような。町の鴉が足を延ばしているのかな、、、。(2021年秋詠)
休日のチャイムの遠き秋日かな
学校かなあ。工場かなあ。休日の散歩途中に聞こえてくる朝のチャイム。慣れっこで気づかないけれど、やはり平日よりも雑音が少ないのだろう。遠くの音がよく聞こえる、、、。(2021年秋詠)
虫の声途切れて背戸の闇深し
何かの拍子に虫の声が止む時がある。後に残る闇、、、。(2021年秋詠)
通る人なくて秋草わがままに
人が通ればそこが道になるし、通らなければ道も消えて行きますね、、、。(2021年秋詠)
音立てず泳げるものに秋の蛇
騒がしい蛇は居ませんね。句とは関係ありませんが、彼岸を過ぎたのでそろそろ冬眠の準備に入るのでしょうね、、、。(2021年秋詠)