急に秋らしくなって来ました。雨は降るしあちこちに茸が生えています。たぶん毒茸でしょう。茸は怖いって言いますから一応疑う事にしています。立派な大きさで色も見事、美味しそうですが、、、。(2021年秋詠)
カテゴリー: 2021
苦瓜の垣の衰へ九月来る
九月、苦瓜の垣も糸瓜の垣もそろそろ片付けの頃ですね。在職中にISOの活動の一環でグリーンカーテンに挑戦した事を思い出します、、、。(2021年秋詠)
鯖雲の腹の真下に八月尽
今年はまだ見えていない、雄大な鯖雲。もう八月の終わり、、、。(2021年秋詠)
風通る木蔭に拭ふ秋の汗
汗を拭った後の風は夏でも気持ち良いが秋はもっと気持ち良い。温度と湿度の微妙な関係かな。そこにまた秋の風の微妙な強弱がプラスされる。なんて理屈はどうでも良いが気持ちの良い木陰、、、。(2021年秋詠)
トラックを避け朝露の草に入る
最近散歩で通る土手の道を大きなトラックが通るようになって困っています。道を外れて草の中に入らないと避け切れません。朝露たっぷりの草です、、、。(2021年秋詠)
鬼やんま見てゐて見られゐるやうな
見事な大きさ、自信のある飛翔、鬼やんまは見ていて飽きないですね。そんな鬼やんまが先日裏の用水路に来て、チョンチョンと尻尾を浸ける、卵を産む動作をしていました。この用水路、冬には水が無くなるのです。それでも大丈夫なのかなあ、、、?(2021年秋詠)
踏切の音濡れ易き秋の雨
線路近くに住んでいるので日常的に踏切の音を聞いています。同じ踏切の音も雨の日に聞くと何となく濡れた音に、、、。(2021年秋詠)
すいつちよの命潰えてなほ青し
朝の散歩道にて、、、。(2021年秋詠)
ゆき合ひの空遠くあり月見草
夕散歩、、、。(2021年秋詠)
秋燕のくつ付きさうに濁り川
大雨で増水した濁流の川面すれすれに沢山の燕が滑空する。人間の眼には見えないけれど、たぶん餌になる虫が多いのだろうと推測できる、、、。(2021年秋詠)