「蛇の衣」は毎年詠む好きな句材です。掲句は昔、小学校のPTAの役員をしていた頃の記憶です。先生の名前は完全に忘れています、、、。(2019年夏詠)
月: 2020年7月
唖蝉や山門にある槍の跡
何度も書いている倉敷観龍寺の山門です、、、。(2019年夏詠)
青田風棚田千枚千の顔
先日久し振りに眺めた棚田、STAY HOME の間に成長して、すっかり青田の風景になっていました。風が気持ち良い梅雨の晴間、、、。(2019年夏詠)
行きずりの鳥が使ひぬ日向水
雀の行水、、、。(2019年夏詠)
常に刺す構への飛翔雀蜂
掲句の蜂はスズメバチ、要注意の蜂です。今日は小暑、七夕(七夕は梅雨が明けた旧暦のほうが好きです)、、、。(2019年夏詠)
夏萩や心読めざる石地蔵
当たり前ですがいつも変わらず穏やかなお顔のお地蔵様、、、。(2019年夏詠)
捨墓の文化文政姫女苑
自分が墓のお守も満足に出来ていない後ろめたさからかこういう墓があるとつい注意して見てしまう。文化の墓、文政の墓、満開の姫女苑、、、。(2019年夏詠)
パンパンと叩きシーツを梅雨晴間
今時は乾燥機が多いのでしょうか。我が家はいまだ物干竿の太陽頼みです、、、。(2019年夏詠)
黒南風や帽子押さへて塾講師
私より年上で、今なお教育に力を注がれている立派な方。いつも帽子をかぶっておられる。知っているのですその訳を、、、。(2019年夏詠)
水止めて田の土臭ふ梅雨晴間
梅雨の合間を縫って田圃の水を抜くのは稲の株を強くするためのようです。梅雨の晴間の熱気と湿気に混じって、ぷーんと土の匂いがしてきます。田舎育ちには懐かしい田圃の土の匂いです、、、。(2019年夏詠)