岡山のまねき猫博物館へ行った時の句です、、、。(2020年秋詠)
月: 2021年10月
吊し柿二階の窓の見えぬほど
とある近所のお家の二階の窓です。これを見ると思い立って我が家でも作ります。今年も昨日、我が家の場合はほんの十個ほどですが、、、。(2020年秋詠)
蔓引いて出て来る南瓜また一つ
掲句は昨年の南瓜。今年も先日収穫を終えました。今年は芽が出るのが遅く、収穫できるかどうか心配していましたが、何とか二個を収穫できました。一つはちょっと若いかなと思いましたが、予想に反して美味しくいただきました、、、。(2020年秋詠)
野鼠の行き倒れありそぞろ寒
先日河原を歩いていて危うく踏みそうになった小動物の死骸、よく見ると小さいけど立派な野ネズミ。帰って昨年の句帳を見ているとこの句が、、、。(2020年秋詠)
腰曲げて種まく漢鵙日和
何の種かな。大根ぐらいかな。屋根の上では鵙が鳴いています、、、。(2020年秋詠)
晩秋の影連れて入る日差中
なんだか駆け足で冬が近づいてくる感じです。日差が恋しい時間が増えました、、、。(2020年秋詠)
庭手入鶲の声を友として
ジョウビタキの声が聞こえ始めました。庭に来るのは良いのですが、なぜか車のサイドミラーが好きなようで、やってきては糞で汚して帰ります。レジ袋でカバーをしたり、あれこれ対策はするのですが、、、。(2020年秋詠)
雨傘のぼそりと開くそぞろ寒
愛用の大きく重いジャンプ傘。古い傘です。勢いよくは開きません、、、。(2020年秋詠)
小鳥来る時に逆さになりもして
エナガと言う小さな鳥。スズメよりも小さい。集団で可愛い声でおしゃべりをしながら庭の木にやってくる。あまり人を怖がらない鳥で、近くでいろんな動きを見せてくれる、、、。(2020年秋詠)
深秋の日差に匂ふ醤油蔵
酒蔵の匂いもいいが、醤油蔵の匂いも捨てたもんじゃない。食欲をそそられる。日本の匂いだなあと思う、、、。(2020年秋詠)