春の雪積んで双葉の重さうに

なんだか寒い日が続いています。雪に霜に氷、せっかく伸び始めた庭の植物たちも大変です。植物にもよりますが、朝は可哀そうなぐらいしおれています。凍らないように夜のうちは水分を吸い上げない構造になっているそうです。それで朝はしおれているのですが、それが朝日とともに起き上がってきます。しおれて起きて、しおれて起きて、毎日がその繰り返し、それで強くなってきれいな花が咲くのだそうです、、、。(2021年春詠)

足型の踏絵の如し列につく

歳時記によると踏絵は多く春に行われた事から春の季語に分類されたそうです。掲句の足型はコロナ禍のソーシャルディスタンス確保のために床に貼られた足型、二年も経つとつい忘れてしまいそうになる、、、。(2021年春詠)