毛虫もいろいろ。掲句は束子を小さくしたようなよく目にする毛虫。一生懸命道路を渡って行くが、人間の足やら車のタイヤやら危険は多い。調べてみると人間には全く害の無い毛虫らしい。それが分ってからはやさしく見守ることにしている、、、。(2022年夏詠)
月: 2023年5月
電線に燕厨に妻の声
どっちも賑やか、、、。(2022年春詠)
窓開けて組合事務所柿若葉
これも思い出して詠んだ句です。会社の敷地の端っこにプレハブの組合事務所がありました。ちょうどその窓の外にあった柿の木、組合事務所は床が落ちそうな、戸の開け閉めにもテクニックが要るような古びた(おそらく中古の)プレハブでしたが、柿の木はまだ若い木でした。メーデーの頃に窓を開けるとちょうど目の前にある若葉がきれいでした。たぶん誰かが食べた柿の種から育った若木だったのでしょうね、、、。(2022年夏詠)
初夏の空に大きく軍用機
だいぶ前に見た景、ウクライナと重なってふと思い出して詠んだ句です。大きな音がして低い位置を飛んでいく軍用機、ほんのわずかな時間の出来事でしたが驚きました。通常のコースを外れて飛んだとか、衝撃波で農家の納屋が壊れたとか、後になって聞きました。本当の戦場ならこんなのんびりした情報では済まないですね、、、。(2022年夏詠)
どかす葉の下より蛙コンニチハ
よくあるんですよ、こんな事が。もう少し前ならもう一度葉っぱを掛けたり、土に埋め戻したりするのですが、この時期ならもう大丈夫。「ゴメン、ちょっとどいてよ」と心の中で言いつつ構わず作業、蛙もさっさと逃げてくれます、、、。(2022年夏詠)
日本列島晴れて立夏の朝となる
昨年の立夏です。今年はどうやら雨模様、、、。(2022年夏詠)
春愁や旅の終りにある日暮
春の終わり、こどもの日ですが大人の句(?)を、、、。(2022年春詠)
緑より抜け出す一日みどりの日
たまには街へ、、、。(2022年春詠)
夏近しちよつと歩けばすぐ疲れ
憲法記念日、の句が無いのでこの句を。この時期の暑さは身体に応えますね、、、。(2022年春詠)
暮の春住み古し地も古里も
連休の狭間、いかがお過ごしでしょうか?掲句は昨年、思い立って帰省した故郷での句。どこに行っても暮の春は暮の春、、、。(2022年春詠)