昨日今年の初燕を見ました。掲句は昨年の初燕、今年は逆に声が無く目の前を横切って行きました。あの飛姿は確かに燕、、、。(2023年春詠)
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電線に燕厨に妻の声
どっちも賑やか、、、。(2022年春詠)
燕来る道の駅舎の常夜灯
燕の作る巣を徹底的に排除して遠ざける所と、いろいろ工夫して燕に宿を提供しているところと、二つに分かれるようですね。私は工夫派です。邪魔にならないように、しかもきれいに工夫してあるのを見るとうれしくなります、、、。(2022年春詠)
一息に燕越え行く杜の空
見事!青空の下で高い所を一息に越えて行く燕は見ていて気持ちが良い。飽かず眺められる。掲句は倉敷阿智神社、都会であれば杜がビルに変わり、同じような飛翔が見られるのだろうと、田舎暮らしの私は想像してみるのです、、、。(2018年春詠)
すぢかひに燕掠める路地の空
今年の初燕は3月13日の午後でした。例年より十日ぐらい早い勘定になります。聞き覚えのある声に見上げると、曇り空の高い所に確かに燕の形、、、。掲句は古い燕の句です。掲句のように路地を掠めるのはまだ先ですね、、、。(2003年春詠)
つばめ来て空の青しとうたひけり
掲句は昨年の初燕の句、日付が3月26日となっています。今年は27日でした。すごいですね、ほとんど同じですよ。長旅の疲れも見せず賑やかです、、、。(2015年春詠)
確かむる風の方角初つばめ
帰る鳥もあれば来る鳥もある。去年の俳句手帖を見ると、三月二十七日に初燕の記録がある。昔より早くなっているような気がするが、俳句を始めるまでは初燕なんて意識したことは無かったのだから、何とも言えないことではある、、、。(2011年春詠)
駅燕あまたの別れ見て育つ
また燕の句です、、、。これは津山駅の燕、久しぶりに早朝の駅頭に立ったときに、見下ろしていた子燕を見て詠んだ句です。この子燕たちは毎日沢山の人を見ているけれど、その中には出会いも別れもあるだろうなあ。出会いと別れのどちらが多いのだろう?別れのほうが駅には似合うかなあ。と、そんな事を考えているうちに、乗車の時刻になりました、、、。(2012年夏詠)
二階より望む燕のかよひ道
二階に限ったことではないが、高い所から眺める景色には心惹かれるものがある。二階より三階、三階より屋上と、高くなるたびに新しい景色が広がる。屋上まで来ると、それ以上は無理なので、翼が欲しいと思うようになる。叶わぬ夢、、、。掲句、我家の二階から眺めた燕の風景、虫を捕らえる時は自由に飛びまわっている燕も、それを巣に運ぶときは同じコースを通るようだ。空に道があるように、、、。(2011年春詠)