車の窓からのポイ捨て、多いですね。それをすべて隠してしまう草の勢い、、、。(2022年夏詠)
月: 2023年5月
出来立てのまだ濁りゐる代田かな
水が澄んで田植を待つ朝の代田も好きですが、代掻きが終わったばかりの濁った代田も味があって良いものです。この辺りも今日あたりからそろそろ田植、日々代田が広がっています、、、。(2022年夏詠)
昨日より今日の暗さや木下闇
日ごとに茂って行く木々、、、。(2022年夏詠)
桜桃の採り頃鳥の声任せ
今年はどうした事か実が熟れる前に葉っぱが茂ってしまって、赤い実が葉っぱに隠れた状態になりました。気候のせいかも知れませんね。それでも鳥はやって来ますが、少し食べにくそうです、、、。(2022年夏詠)
腕まくり戻して雨の青葉冷
雨が降るとまだ寒いですね、、、。(2022年夏詠)
天辺に来て涼しさの観覧車
暑いからと渡された団扇を持って乗り込んだ観覧車もさすがに天辺まで来ると涼しかった。目的だったシャクナゲを空から見学、たまには観覧車もいいもんだ、、、。(2022年夏詠)
雨上がり醤の蔵の若葉冷
勝山にかつての醤蔵を使った文化施設があります。そこで写真展をするのでと誘われて見に行った昨年の句。雨上がりと土壁が相俟って蔵の中は寒いぐらいでした。写真は戦前から戦後にかけて撮影されたマニアだった方の残された白黒写真でしたが、どれもシャッターを押された瞬間が感じられる良い作品ばかりでした、、、。(2022年夏詠)
傘要らぬつもりが青葉時雨かな
もう大丈夫だろうと傘を持たずに出かけた雨上がりの朝の散歩の並木道、、、。(2022年夏詠)
木下闇猫の眼の浅緑
上手く隠れているつもりなんだろうがお見通しだよ。と思いつつ、知らんふりして通り過ぎる、、、。(2022年夏詠)
新しき刺を育てて花茨
良い匂いがすると思えば野茨の花、小さな白い花もまとまれば見ごたえがある。ちょっとだけ鼻を近づけて、見ると新しい刺が育っている。小さいが鋭い、、、。(2022年夏詠)