昨年の春の霰、今年はもうふらないかも、、、。(2023年春詠)
月: 2024年2月
柄杓の柄持てばぐずりと薄氷
柄杓を入れたままになっていたバケツに氷が張っています。水を使おうと柄を持つと薄い氷はほとんど抵抗なし、崩れた氷の欠片がそのまま柄杓の中に、、、。昨年の薄氷(2023年春詠)
雪解川音清らかに高らかに
昨日に続きます。今年も県北の、さらに北部では雪が多かったようです。掲句は昨年の雪解川、、、。(2023年春詠)
春の雪残る葉広の野の菜花
せっかく用意していたので昨年の春雪の句を、、、。今年はもう降らないかな?(2023年春詠)
機影より遅れて音が春北風
季節の進行が早すぎて用意していた昨年の句が追い付かなくなって来ました。季節外れになる日があると思いますがご容赦を、、、。(2023年春詠)
二階より隣家の庭の梅見かな
二階の窓を開けると隣家の白梅がちょうど見える位置にある。ちょっと離れているが静かに眺めるにはもってこい。もちろん内緒です、、、。(2023年春詠)
春炬燵触れてやさしき猫の背ナ
触り心地の良い猫の背、なんて思っていると爪が出て来る。要注意、、、。(2023年春詠)
浅春の川にあぶくと鯉の口
久しぶりに歩いた川べりの散歩。何だかぷくぷくと泡が出ているので覗くと水面近くに大きな鯉の口。「おや今日は」と心で言って静かにそこを後に、、、。(2023年春詠)
紀元節ズンタズンタと街宣車
最近なんでもない時に走る街宣車があって、いくら考えても???な事が多いのですが、この日ばかりは私でも、、、。(2023年春詠)
蝋梅の香にふくれたる鼻翼かな
我が家から裏の土手に移した蝋梅がやっと咲き始めました。少し離れたので香りも遠い。鼻を膨らませてしばらくクンクンと、、、。(2023年春詠)