ぬかるみし道に木耳らしきもの

一雨降ると当分はぬかるんでいる河川敷の公園の道。乾けばどうって事ないが、それまでは茸が密生してヌルヌルで危険。転びそうになる。この茸、よく見れば木耳にそっくり。まさか本当に木耳ってことは、、、。(2023年夏詠)

水張りしままの休田根無草

どうやら植えるつもりが苗が足りなくなって水を張ったままの休田になったらしい。そんな事もあるのかと驚いたが、そこに他の田と同じように浮草が育っている。水は張られているが水口は閉じられているから、残念ながらこの田の浮草に流れて行く先は無い、、、。(2023年夏詠)

水涼し手先浸せば魚寄り来

実家の前の谷川には鮠やその子の小魚が泳いでいます。比較的大きい魚は人影を見ると岩の間に隠れてしまいますが、メダカほどの小さな魚になると人間お構いなしです。流れに手を浸すと寄って来ます。何もないと分かればまた散っていきますが、、、。(2023年夏詠)

玉葱の吊るされてゆくカーポート

ふと気づいた近所のお宅のカーポートの景色。例年だと高い位置に横に渡した物干し竿に、収穫したばかりの新玉葱が吊るされていく頃ではなかったか?と思って、他の友人に聞いてみたら、「どこのお宅も今年は玉葱が全くダメだったらしいよ」との事。で、仕方ないので、書き遅れた昨年のこの句を、、、。(2023年夏詠)