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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日: 2025年6月12日

風に手を添へてあいさつ夏帽子

いつも大きな帽子の近所の方。その帽子がよく似合っている、、、。（２０２４年夏詠）

投稿者牛二投稿日: 2025年6月12日2025年6月10日カテゴリー 2024タグ夏, 夏帽子風に手を添へてあいさつ夏帽子への2件のコメント

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いざ山へ姫女苑咲く野を分けて
風に手を添へてあいさつ夏帽子
様々な者がモゾモゾ梅雨湿り
雨蛙声が声呼ぶ雨意の風
時鳥洗濯機の音止みし時
緑陰に入りて溜息ひとつかな
蜘蛛の糸真横に額切るごとく
葭切の楽園となる中州かな
今年また休田のまま姫女苑
フランネル草の赤白庭の夏
若葉風音に軽さと明るさと
目の合うて青大将の動き止む
いつも会ふ知らない人の更衣
川上へ走る川波青嵐
確かむる毛虫の腹の足の数
緑陰の日毎に増えて日毎濃し
すれ違ふ日傘の中の声若し
白薔薇に紅のほのかに雨あがり
草刈の刈つて勝てたるためし無し
戻り来ぬままに軒端の燕の巣
立葵雨期待つ空の色の下
水入りてより田蛙の夜となりぬ
初夏の雨に灯して森の家
夏蝶となり緩やかな翅使ひ
風の昼球体重きおほでまり
蕗の葉を千切りて拭ふ手のボンド
戸と言う戸開けて五月の風通す
まつすぐに道を渡るかなめくぢり
苗積んで軽トラ走る代田へり
すり寄りし猫抱きしむる若葉寒

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いざ山へ姫女苑咲く野を分けてに牛二より
いざ山へ姫女苑咲く野を分けてに money.child より
風に手を添へてあいさつ夏帽子に牛二より
風に手を添へてあいさつ夏帽子に money.child より
様々な者がモゾモゾ梅雨湿りに牛二より

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