黒々と冬田の息吹荒起し

もう来年の準備にと荒起しをされている。黒々と返された田は見ていて気持ちの良いものです。土の匂いもそうです。一方で収穫後に何もされていない田があります。どうされたのかと心配もします。農業をされている皆さんそれなりの年齢の方ばかりなので、、、。(2023年冬詠)

単線や抜きつ抜かれつ冬うらら

単線の列車は総じて遅い、というのもありますが、すれ違いの待ち時間なんてのもあります。だから車で平行して走っていると同じ列車に何度も会うのです。スピード違反なんかしていませんよ、、、。(2023年冬詠)

猫の名の「最中」と「餡子」漱石忌

三匹で来たのだが、一匹は何回か来ただけで来なくなった。残る二匹の内の一匹はシャムネコもどきで、ちょうどお菓子の最中のような色だから「モナカ」、もう一匹は最後に来て尻尾に少しシャムの色が出ているが、他は何種類かを混ぜたような変な猫。最中の次だから餡子でいいかと「アンコ」と名付けた。アンコは最初から病弱そうな猫で、一年生きられるかどうかと思っていたが、見立て通り今年の正月に亡くなった。モナカは今年の七月まで来ていたがプイと来なくなった。死んだのかなと思っていたら、先日近所の猫好きの方の庭に座っているのを見つけた、、、。(2023年冬詠)