野も山も、それを映す川も緑色。暦の上では春も今日まで、、、。(2024年春詠)
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春寒の憲法記念日空真青
昨年の憲法記念日、、、。(2024年春詠)
物憂げに少女が一人暮の春
散歩途中で見かけた物憂げに河原を歩く少女。たぶん近所の少女と思うが、そうだとすると知らない間にずいぶん成長したものだ。水色のランドセルで、「おはよう」と声をかけると蚊の鳴くような声でうつむいたまま「おはよう」と返してくれたのは一年生の時。愛犬もみじに「触ってもいい?」と聞いてきたのはいつだったか、、、。(2024年春詠)
戦争の有りて八十八夜寒
五月一日、八十八夜です。早いものですね、、、。(2024年春詠)
鉢出して晩春の雨たつぷりと
普段は軒下に置いている植木鉢を雨の中へ。普段も水やりはしているけれど、自然の雨のようにはいかない。たっぷり降って、たっぷり吸って、たっぷり育てよ、、、。(2024年春詠)
遠ざかる僕らの記憶昭和の日
記憶はどんどん抜け落ちて行くものだけれど、どれが抜け落ちたのかわからない。それがせめてもの救いなのだろう、、、。(2024年春詠)
蔦若葉覆ふ旧家の塀長し
車でよく通るところに旧家が何軒もならんだ場所がある。いずれも立派な門構え。その中の一軒、角地になっていて奥のほうまで長い塀が続いている。その塀を覆う蔦若葉の緑、、、。(2024年春詠)
春の夜のピンピンコロリてふ話
誰が言い出したのか、ひとしきり話題になって消えて行く、いつもの話。皆さんお互いに相応の年齢なので面白くもないか、、、。(2024年春詠)
うららかや親は寝転び子は走り
某公園の芝生広場にて、、、。(2024年春詠)
晩春の風に乗りくるジャズブラス
ちょっと離れた所にお寺があって、この時期になると「ぼたん祭り」がある。寺の境内に所せましと牡丹が植えてあって、お茶席やらいろいろな出し物が用意されている。その中に地区の中学校のブラスバンド部の演奏がある。その音が風に乗って我が家の庭まで聞こえてくるのである。なかなかの演奏で、それを聴きながらの庭いじりもこの時期の楽しみの一つになっている、、、。(2024年春詠)