そんなに変わるはずは無いと思うのですが不思議なものですね。なぜか濡れた音に雨を感じたのです。早いものです、もう晩春という季節、、、。(2023年春詠)
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晩春の野をゆく身体ほぐしつつ
気持ちの良い朝は身体のあちこちを動かして、身体をほぐしながら歩きます。もちろん人目がない所ではです。人が現れるとごく自然に、何食わぬ顔にもどります、、、。(2021年春詠)
晩春の釣糸の描く放物線
きれいに放物線を描いて行く釣糸、もう一度見たさにしばらく観察、、、。(2021年春詠)
晩春の鐘一つ鳴るぼたん寺
桜が終わると道端に「ぼたん祭り」の幟が立ちます。近くのお寺のぼたん祭りです。コロナ禍の今はどうか分かりませんが、それ以前は観光バスが何台も来て賑やかでした。そのお寺のほうからゴ~ンと一つ、、、。(2020年春詠)
晩春の祢宜装束の薄緑
なんて言う色かな、薄緑でいいのだろうか、そんな事を思いながら眺めた境内を掃除する祢宜の着物の色。日本古来の物だろうから、色にも何かふさわしい呼び名があるのかも知れない、、、。(2019年春詠)
晩春やダムのゲートの閉じしまま
晩春の日差の中でダムのゲートから吐き出される水の白い輝きが見たくて出掛けたのですが、ゲートは閉ざされたまま、晩春の長閑さだけがあった去年の句です。今日は穀雨、、、。(2019年春詠)
晩春のいきなり通る鳶の影
考え事をしながら歩いていると、後からいきなり黒い影が追い越して行った。見上げると低い位置に鳶が、知らん顔をして滑空している。あー驚いた!まあいいか、これで一句が詠めたのだから、、、。(2018年春詠)
のほほんと暮らす晩春地震遠く
熊本地震から一年が経ちました。掲句、災害の少ない土地に住むことをありがたく思いつつ、のほほんと暮らす毎日を反省しつつ、の昨年の今頃の句です、、、。(2016年春詠)