一山が梅園、登っていくといつの間にか山道に、、、。(2021年春詠)
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日当れば梅の真白き隣家かな
やっと近所の梅が咲き始めましたよ。掲句は昨年の隣家の梅。日が当たらなくてもきれいですが、日が当たった時の白さは格別です。今年もしばらく勝手に楽しませてもらいます、、、。(2021年春詠)
梅の木の我より老いて花少し
実家の梅、父が子供の頃にあったと聞いた木だからかれこれ百年ほどになるのでしょう。さすがに数は少ないですが毎年花をつけてくれます。私の幼少の頃を知っている木だと思うからでしょうか、眺めているとなんだか語り掛けられているような気がしてくるから不思議です、、、。(2020年春詠)
小さき庭なれど遅速の梅二本
たまたまか、意図的に植えられたものなのか。他所の庭なれど気になる、、、。(2019年春詠)
風ありし梅の咲きつつ匂ひつつ
隣家の梅が咲き始めた。毎年早いが今年はさらに早い。ここに来ての強い寒波の中で健気に咲いている、、、。(2019年春詠)
もつたいな捨てられし枝に梅真白
近所に庭師をされている方の焼却場があります。切ってきた廃棄する枝をまとめておいて、たまると時々燃やされています。そこに一目で梅と分かる枝が積まれ、その枝に、、、。(2017年春詠)
奔放に育ち空家の梅真白
「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」なんて言いますが、まさにそうだと思ったのがこの梅でした。空家になって何年になるのでしょう、伸び放題に伸びて自由に花をつけた梅のなんときれいなこと!掲句は昨年、県北で梅が咲くのはもう少し先になります、、、。(2017年春詠)
セールスと話してをれば「あ、梅が!」
我が家の門のところから隣家の梅の木が見えます。面倒なのでセールスの方とは出来るだけ門の所で対応するようにしているのですが、この日もそうやって話していた私の目の先のその木に二、三輪の梅の花、思わず声が出てしまいました。「えっ?」「ほら、あそこ!」、何だか本気で聞いていないのが分かったみたいでその後は、、、。(2017年春詠)
奔放に育ち空家の梅の花
今日は啓蟄、待ちきれない虫はもう出ていますね。昨日はナメクジを見つけてしまいました、、、。掲句、通りがかりに見た空家らしき家の、塀の中の奔放に伸びた梅の花。桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿なんて言われますが、なかなかどうして、伸び放題の梅も元気があってよろしい、、、。(2016年春詠)
散り初めし頃が満開梅の花
隣家の梅を見ていてこんな風に感じました。ゆっくりゆっくり咲いて、ゆっくりゆっくり散って行く。特に今年は咲き初めは暖かくて早かったのに、いつの間にか普通の寒さに戻ってしまって、、、。(2015年春詠)