腰据ゑて豆選る漢秋日和

農家の広い縁側で男が一人、収穫した豆の選別をしている。笊が三つあるのは、選別前の豆と良い豆と虫食いの豆用だろうか。さして急ぐ様子もなく、男の手はゆっくりと動く。秋の日差があふれている、、、。(2021年秋詠)

亀の眼のいつも眠さう秋日和

アイビースクエアの一角にある池、亀がたくさん日を浴びている。押し合いへし合いしながら石の上に登ろうとしている。それを見ているだけで面白い。空気に触れて目が乾くからかなあ、目がいつも半眼になっているように見える、、、。(2017年秋詠)