歩いて通りがかったちょっと深めの用水路から鷺の首がぬっと出てきた時の句です。驚いたの何のって、近くで見ると鷺の顔は大きくて怖い。ところで、この鷺は何と言えば良いのだろうかと帰って調べたら「残り鷺」が出ていた。なるほどなあ、これだ、、、。どうにかこうにかブログの引越し作業が終わりました。同じ状態にしたつもりなのですが、もしかどこか変なところにお気づきでしたら教えてください。疲れた~、、、。(2014年冬詠)
タグ: 冬
停留所落葉のベンチ一つきり
429号線で見た停留所tです。もちろん、バスを待っている人は無く、、、。(2014年冬詠)
首折りしままに遠のく浮寝鳥
先日も浮寝鳥の句を書きましたが、こんな句も詠んでいました。ちょうど昨年の今頃、煤逃げに出た吉井川で見た景です。寝ているようで寝ていない。見ていないようで見ている。自然の生き物の生態です。我が家の犬も、寝ているかな?起きているかな?と思って見ているとパチッと目を開けてこちらを見ます。人間には無い感覚を持っているのですね、、、。(2014年冬詠)
着ぶくれて我も子羊神の前
昨年の納め句会に出した阿智神社での句です。ちょっとだけ今年の未年に引っ掛けて詠んだつもりの句ですが、その未年も残り僅かとなってしまいました。この時に子羊の気分になって素直にお願いしたおかげでしょうか、良い年だったと思います。今年は24日が納め句会でしたが、また同じように阿智神社へ行きしっかりお願いをして来ました。来年も無事に年の瀬が迎えられますようにと。暖かい日でした。着ぶくれていると汗が出るくらい、、、。(2014年冬詠)
霜の野の点の一つとなりに行く
今年は霜が少ない。これも昨日の椿と一緒で、例年と違います。例年なら岡山県北の冬は厳しい、、、!(2014年冬詠)
老いたれば庭も老いたり寒椿
庭を造った時に、「微笑み 」だったか「笑顔」だったか、その名に惹かれて植えてもらった椿の木があります。だからかれこれ三十年ほどになります。大した手入もしないのに、ピンクの大きな花が咲きます。例年だと年が明けてからポツポツと咲き始めるのですが、何と今年はもう満開です!花も数が多く、例年以上に綺麗です!暖かい冬のせいだと思うのですが、今からこんなに咲いて、来年は大丈夫?とも思うのです。今年咲き過ぎて来年は咲かない、なんてのも寂しいですからね。掲句は昨年、こんな句を詠んでいる事から思えば、昨年は花が少なかったのかも知れませんね、、、。(2014年冬詠)
雨粒の光る聖樹の夜明けかな
去年の倉敷での納め句会、12月25日の朝のクリスマスツリーです。お店の前の明かりを消されたツリーに、昨夜の雨粒が光っていました。今年は今日24日が納め句会、さてどんなツリーが見られるでしょうか。たぶん一日違いで去年とは全く別の姿が、、、。(2014年冬詠)
暮早し人住む家に明かり点き
今年は国勢調査の調査員をしました。自分の住んでいる町内が調査範囲になるのですが、それでも知らないお宅や空家が何軒もありました。荒れて蔦の絡まったような家はそれと分かりますが、てっきり人が住んでいると思っていた家が近所で聞くと空家だったりしました。どうも分からないので、夜に何度も明かりの様子を見に行ったりしました。ようするに近所は分かっているようで分かっていないのです。掲句、それより一年前の句です。当たり前ですが人の居ない家には明かりは点かないのです、、、。(2014年冬詠)
緞帳の下るるが如し冬至の日
もちろん寒さはこれからですが、やっと冬の底にたどり着いた感じがします。これからは日一日と夜明が早くなって、昼間が長くなるのだと思うとうれしくなってしまいます、、、。(2014年冬詠)
着ぶくれて昼の飲屋の客となる
日替わり定食の看板の値段と写真に釣られて階段を上がって行ったら飲屋さんだった。それは良いのだが、席が足が床に着かない止まり木だったのには苦労した。味はそこそこ、、、。(2014年冬詠)