掲句の鳥が何だったかちょっと思い出せないのですが、今年も中州から雉の声が聞こえるようになりました。ケーンケーンと鳴きながら中州の低い位置を滑空して、また草むらに入り込んで行きます。見かけるのは雄の雉、どうやら恋の季節が近いようです、、、。(2022年冬詠)
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電線の春待つ鵙の声やさし
春が近くなると鵙は見かけによらず優しく呟くような声で鳴くようになる。聞いただけでは鵙とは分からない。あまりに佳い声なので見上げると、立派な大きな鵙。何だか騙されたような気が、、、。(2018年冬詠)
新築の家出来上がり春待てる
他所の事ながら新しい家が建つのは興味津々、散歩途中の楽しみだった。出来上がったのは今風の角ばった、屋根一面がソーラーパネルの家。我が家の頃とは工程も出来上がりもずいぶん違うなあと思っていた昨年の今頃の句。一年経つと家もすっかり周囲に溶け込んで、当たり前のようにそこにあります、、、。(2016年冬詠)