古い句ですが母の日なので母を思い出して、、、。(1998年春詠)
タグ: 春
艶やかに雨後のみどりの日の緑
新緑がきれいです。雨に濡れると殊更です、、、。(2020年春詠)
一抱へほどに括られ豆の花
近所の家庭菜園、いつも上手に育てられる。と思っていたらどうやら大きくなり過ぎたようで、ざっくりと括られていました、、、。(2020年春詠)
子雀の一度に飛べぬ巣への距離
散歩の途中で出会った雀の子です。ちょっと足(羽)を延ばし過ぎたようです、、、。(2020年春詠)
鳥声や結末のなき春の夢
はやくも四月の終り、春ももう少し、鳥の声に目覚めて春の夢は相変らずの中途半端、、、。(2020年春詠)
出掛けぬと決めし一日昭和の日
一年後には「去年の昭和の日はコロナで・・・」と書けるかな、と思いながら昨年の昭和の日に詠んだ句ですが、そうはなりませんでした。今年も出かけません、、、。(2020年春詠)
雨風に声が声呼ぶ蛙かな
一匹が鳴きだすとあっちでもこっちでも、、、。(2020年春詠)
背の高き一樹まるごと藤の花
近くの神社の藤の花。花の時季になるとその存在感を示す。田圃一枚離れた道から見ると、高い木々の一番上のあたりが藤色に染まって見える。近寄って見ても芯になっている木が分からない、、、。(2020年春詠)
翻るお腹大きな朝つばめ
眼の前でくるりと向きを変えて飛んで行った燕、卵が入っているのだろう白いお腹が明らかに大きい。そう思って見ると飛ぶ姿に幸せが溢れている、、、。(2020年春詠)
葉隠に静かに雑に烏の巣
とうとう葉桜になったなあと思いながら見上げた桜の木の上に見つけたカラスの巣、太目の枯枝が乱暴に組んである。これが昨年見つけたカラスの巣。今年はその桜の木から少し離れたところにある枯れかかった大きな栗の木の上に見つけた。その巣についてはまた来年、、、。(2020年春詠)