アシナガバチのまだ作り立ての小さな巣、一匹だけ成虫の蜂がうろうろしている。辛抱強く待って、出かけるのを待って巣を捕獲、可哀そうだが刺されるのは嫌だから仕方ない。蜂も蜂の巣も春の季語ですが、活動が活発なのはやはり夏ですね、、、。(2022年夏詠)
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熊蜂の見に来る俄仕事ぶり
蜻蛉と同じで蜂もまた好奇心の旺盛な昆虫と思う。蜻蛉が寄ってくるのはどうって事ないが蜂は困る。雀蜂なんてとんでもない。子どものとき、冬の庭に落ちている雀蜂を、死んでいるものと思って触り、痛い目にあったことがある。熊蜂はずんぐりむっくりした体型で、体は大きいがおとなしい好奇心旺盛な蜂。庭仕事をしているとよく寄ってくる。あえて刺激しなければしばらくすれば飛んでいく。刺された記憶はない、、、。<俄仕事-4>(2012年春詠)
気まぐれに好かれてしまふ秋の蜂
私はというと、太陽がでてやっと元気に活動を始めたクマバチに、付きまとわれてしまって、、、。まあ、来るもの拒まずを基本と考えておりますが、困ったものでした。<その6>(2009年秋詠)
雨戸繰り蜂と目が合ふ二階かな
考えてみれば、蜂に表情などあるはずもないが、ふと目があった瞬間に困ったというような顔に見えたのは、自分の心の投影だろうか。次から次に新しいものに出会う。良い季節になった。(2012年春詠)