雲雀の声が聞こえ始めました。とは言うものの空を探しても姿が見えない。では地上かと言うと、これもはっきりしない。春が進んでいる事は確か、、、。(2025年春詠)
春燈のうるみて雨の一軒家
雨の朝のまだ薄暗い中で灯された明かりが潤んで見える。雨の中の明かりは春夏秋冬潤んで見えるけれど、春に見る明かりはことさら、、、。(2025年春詠)
菜園の畝新しく春の霜
日差があると暖かいですが朝は寒いですね。こちらは連日の春の霜と薄氷です。暖かい昼間に作業をされたのでしょう菜園に新しい畝、その上にも霜が、、、。(2025年春詠)
突然の湖の広さや鳥帰る
いつも意識しているわけでは無いのに、ふと静けさが気になって水面を見渡すと鳥の影が無い。そこで改めて季節の深まりを感じるのです、、、。(2025年春詠)
鳴き交す一直線の鳥の恋
高い樹のてっぺんと高い樹のてっぺん、間には邪魔するものは何もない、、、。(2025年春詠)
送電線どれも撓みて山笑ふ
盆地を横切ってまた山に登ってゆく送電線。あの微妙なたわみ具合にも計算された技術があるのだろう。なんて事を考えた暖かい春の日の句、、、。(2025年春詠)
漣となり湖光る春北風
高い位置から見下ろしたダム湖、風が走ると湖面に漣が立って光りながら走っていく。春とはいえ寒そうなその光の彩、、、。(2025年春詠)
白木蓮の莟つぶやく月明り
開花間近の近所の白木蓮、だいぶ莟が膨らんで来ました。掲句は昨年、今年もちょうど月明りがある頃。そんな事を思いながら観察していたら内側のほうの枝に去年のスズメバチの巣がぶら下がっているのを見つけました。一冬越したから中は空っぽ、とは思いますが、、、。(2025年春詠)
流木の木目のあらは雪解川
昨年のちょうど今頃の句。近くの川で見つけた流木の見事な木目。持って帰りたいけどちょっと大きすぎました、、、。(2025年春詠)
あけ放つ朝の玄関風光る
朝玄関のドアを開けて天気が良いと気持ちが良い。春は殊更にそんな気がする。風ばかりではない、すべてが光っているように感じる、、、。(2025年春詠)