冬菜畑と言っても家庭菜園、白菜と大根が元気に育っている。その真ん中に鮮やかな緑色のコンポストが置かれていた。あの手この手で年を追うごとに上手になられる近所の方の野菜作り、今年の目玉がこのコンポストかも、、、。(2017年冬詠)
マスクして年齢不詳とも言へず
先日書いた帽子もどちらかと言うと苦手な物ですが、それ以上に苦手なのがマスクです。つけ方が下手なのでしょうね、どうやっても眼鏡が曇ってしまうのです。最初は必要に迫られてするマスクですが、そうなると眼鏡とマスクのどちらを選ぶかと言うことになり、結果、眼鏡を選んでしまいます。変装が必要なような事もないですしね、、、。(2017年冬詠)
樹には樹の熱あり冬の来たりけり
落葉の終わった枯木に触ってふとこんな事を思ってしまいました。動物だって植物だって、命の営みがあれば必ず熱が発生するものなのではないか、と、、、。(2017年冬詠)
冬帽の日毎目深になる日々よ
数年前から被りだしたニットの冬帽子、今年も出して来ました。寄る歳波と寒さには勝てぬ、、、。(2017年冬詠)
警備員冬日を背ナに震え立つ
先日も山の中の国道を走りましたが、まだこの夏の豪雨の被害箇所の修復工事が随所で行われていました。最近はちょっとした工事でも誘導の警備員がついていて、走る方としてはありがたいのですが、時には気の毒なような姿も、、、。(2017年冬詠)
天空の城を遠目に冬木立
ふらりと寄った備中松山城、昼間だったので雲海に浮かぶ天空の城とはいかなかったが、、、。(2017年冬詠)
マフラーの少女に二つ膝小僧
マフラーをして、短いスカートから出ている二つの膝小僧、今風の女子高生は何だか寒そう。JKを見てGGはそう思ったのです。今日から師走、早いものです、、、。(2017年冬詠)
城址てふ碑ひとつ残り柿
近所にある城址、今は畑となった小さな丘の隅に石碑が立っているのみ。その傍に柿の木、実の形状から見ると渋柿だろう。かつての面影は全くないが、古地図を見ると確かに城があり、その地図の端っこのほうの我が家のある辺りもその関連だったようだ。その名残か昔の住居表示では「字小門」となっていた、、、。(2017年冬詠)
庭の木の残り僅少冬紅葉
散るものは散って、もう少しです。寂しいような、庭に明るい空が戻って来て嬉しいような、、、。(2017年冬詠)
初霜や犬のしつこに湯気たちて
こんな事も、、、。(2017年冬詠)