検温にマスクの額差しだせり

コロナ禍三年、すっかり季節感のなくなったマスクですが冬の季語ですね。いつも行くプールの入口にスマホを少し大きくしたような非接触の検温器が置かれています。自分の顔を見ながら額を近づけて行くアレです。これが結構うるさい。ちょっと位置がずれるともう一度顔を近づけろと言われるし、マスクを忘れるとマスクをして来いと強い口調で叱られる。慌てて車までマスクを取りに戻るとすれ違った人が笑っている、、、。(2022年冬詠)

マスクして年齢不詳とも言へず

先日書いた帽子もどちらかと言うと苦手な物ですが、それ以上に苦手なのがマスクです。つけ方が下手なのでしょうね、どうやっても眼鏡が曇ってしまうのです。最初は必要に迫られてするマスクですが、そうなると眼鏡とマスクのどちらを選ぶかと言うことになり、結果、眼鏡を選んでしまいます。変装が必要なような事もないですしね、、、。(2017年冬詠)

饅頭屋あるじも客もマスクして

倉敷美観地区の近くの商店街にある「えびす饅頭」、通るといつも良い匂がして食欲をそそられます。昔ながらの懐かしい饅頭、私の田舎では「ふうまん」と言っていました。津山では「横綱饅頭」、一般的には「大判焼き」「今川焼き」と言ったところでしょうか、、、。(2014年冬詠)

飴なめてマスクの口をしめらする

めったにマスクをする事は無いのですが、喉の辺りが怪しいのでマスクをして、ついでにのど飴までなめていた時の句です。最近は皆さん普通にマスクをされますが、私の場合は違和感があってどうも苦手です。半日ともたず、すぐに外したくなってしまいます、、、。そう言えば、今年は暖冬だからでしょうか、インフルエンザの話題を聞かないと思っていましたが、そろそろのようですね。皆様ご用心ください、、、。(2014年冬詠)