冬眠のペットの亀や母老ゆる

古い句を続けます。夏ぐらいだったか、玄関に小さな新しい水槽があり、小さな草亀が浮かんでいた。聞くと雨の日にどこからか庭にやって来たらしい。手間もかからないし、父母にとっては格好のペットのようだった。冬に帰るとその亀が動かなくなったと心配している。それはそうだろう、もうとっくに冬眠の時期だからと説明して、ちょっと暗い静かなところに移動してやったが、さて翌年の春にどうなったか聞かないままで、父も母も逝ってしまった、、、。(2001年冬詠)

「冬眠のペットの亀や母老ゆる」への1件のフィードバック

  1. 昔は三世代同居があたりまえだったからお爺ちゃんお婆ちゃんにとっては孫の世話がいい具合にやりがいに繋がっていた事でしょう。

    私の実家では縁日ですくって来た金魚が姪っ子の世話がいいようでずいぶん大きく育っています。

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