やっと天気予報から雨のマークが消えました。これぐらい晴れの日を待ち望んだ年も珍しいですね。県南ではとんでもない水害が起こってしまいました。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。我が家も川の近くですが、幸いにも何事もなく過ぎてホッとしています、、、。(2017年夏詠)
投稿者: 牛二
伸びきつて端が地に着く蚊遣香
使いさしで消しておいた渦巻の蚊取線香、線香立てに差した真ん中を中心に円錐形に垂れて元気がない。上下反対にするとしばらくは漏斗状に形を保っているが、端から次第に下がってくる。当然の事ながら火をつけてもすぐ消える、、、。(2017年夏詠)
万緑や山雨あがりて雲となる
ほどよく降った後の雨上がりの山、緑の山肌を這うようにして雲が上っていく。ほどよくと注釈を付けておこう。ゲリラ豪雨や長雨はご免被る、、、。(2017年夏詠)
紫や赤やと花を黒揚羽
詳しくなくて黒っぽい揚羽は黒揚羽で詠んでいますが、実は何種類もあって、我が家にもとりわけ大きくて立派な黒揚羽がやって来ます。この際だからと調べてみたら、どうやらモンキアゲハと言う種類のようです、、、。(2017年夏詠)
犬も猫も眠りて梅雨を過ごしけり
普段でも眠っていますけどね、、、。(2017年夏詠)
大鯉のはね万緑の山揺るる
これも散歩風景、山も緑、川も緑、、、。(2017年夏詠)
ガタガタと古洗濯機梅雨晴間
つかの間の梅雨の晴間をご苦労さま。よく働いてくれます、、、。(2017年夏詠)
目薬の鼻まで垂れて半夏生
今日は半夏生、、、。(2017年夏詠)
雨の間をするりと咲きし野萱草
雨上がりの夕方の散歩、薄暗がりの草の間に一つだけ咲いた萱草の花を見つけました。なぜだかホッとする色です。早くも七月、梅雨ももう少し、、、。(2017年夏詠)
田の蝌蚪の覗けば右往左往かな
田植から一か月あまりの田圃、オタマジャクシがたくさん発生しています。いきなり覗いて逃げ惑う姿を楽しんでいます。春の季語の蝌蚪ですが、どちらかと言えばこの時期の田圃の蝌蚪のほうが見慣れています、、、。(2017年夏詠)