シャツ一枚パンツ一枚梅雨の窓

昭和の時代、一時期を過ごした安下宿の二階を思い出しての句。窓の外に電信柱があって、門限を過ぎたらそれを上って二階から入るようにと、前の住人から教えられていた。利用した事数度、古き良き時代、、、。(2024年夏詠)

通ひ猫来て待つ梅雨の勝手口

鳴く事をしない野良猫の雄、こちらが気づくまでひたすら待っている。気づくとうれしそうに寄って来るが触らせてはくれない。しょっちゅう大怪我をしていて、しばらく来ないとつい、もう死んだのかも知れないと思ってしまう。今回ももう二週間あまりになる。どこかで怪我を癒しているのなら良いけれど、、、。(2023年夏詠)