消え残る山の街灯梅雨深し

国道429号線の、なんでこんな所に(?)と思うような人里離れた山道に一か所だけある街灯です。小さな谷川沿いで両側から鬱蒼と茂った山が迫っています。雨に濡れた山道が照らされて、なかなかの風情、、、。(2016年夏詠)

だんご虫掃けば転がる梅雨の土間

去年も似たような句を書いているということは、やはりこの時期になるとダンゴムシが出てくるという事だろう。箒が触れると丸まってそのまま転がってしまう。うまく丸まるもんだ、、、。(2015年夏詠)

たつぷりと水出るトイレ梅雨さなか

梅雨に入りました。いきなり梅雨らしい空模様です、、、。掲句のトイレは国道429沿いの道の駅のトイレ、ここのトイレはいつも勢いよく水が出るのですが、とりわけこの時は壊れたのではないかと不安になるぐらいたっぷりと、、、。(2015年夏詠)

本尊の円空仏似梅雨灯す

実物の円空仏は滋賀県大津の三井寺で見ました。四体か五体、一様に優しい顔をした小さな仏様でした。知識が無ければ下手くそな出来損ないの彫刻としか見えなかったかも知れませんが、さいわい少しはありましたので、これが円空仏かと感激しました。掲句は本山寺のご本尊、もちろん大きさも御顔も異なり、円空仏ではありませんが素朴な優しさがありました、、、。(2014年夏詠)