やたらと敷地の広い会社だった。少人数になってからは植栽の手入れもままならず、夏になれば大木に青葉が茂った。強風が吹くとその青葉が煽られて大きく揺れる。遠くから見るとまるで「隣のトトロ」のワンシーンのように見えるのだった。どんぐりの木もあった。(2009年夏詠)
渡辺牛二の俳句ワールド
やたらと敷地の広い会社だった。少人数になってからは植栽の手入れもままならず、夏になれば大木に青葉が茂った。強風が吹くとその青葉が煽られて大きく揺れる。遠くから見るとまるで「隣のトトロ」のワンシーンのように見えるのだった。どんぐりの木もあった。(2009年夏詠)
隣のトトロは子供が小さい頃何度か見ました。トトロやまっくろくろすけ、猫バス等ありえない設定ですが面白いですね。
青嵐も普段はあまり聞かない言葉ですね。
青雲は学生時代3年間を過ごした学生寮の1階に付けられた名前でした。
青葉のころに吹き渡るやや強い南風を青嵐と言います。
私の場合は南風でなくても青嵐として詠むことが多いです。
其中に楠高し青嵐 正岡子規
「となりのトトロ」は季語の宝庫ですよね。一度「となりのトトロ」を観る吟行をしたら、面白い句会になりそうです。
お隣のさつきとメイに夏来る ひとみ なんてのも詠みましたよ。