秋夕日ポポの実ひとつ落つる音

ポポとか、ポーポーとか、ポポーとか呼ばれている北米原産の果物で、日本へは明治の頃に持ち込まれたらしいです。モクレン科で、真っ直ぐな木に朴のような葉をしています。果実は大きなアケビのようですが、色は緑、アケビのように熟しても割れません。味はなんとも表現が難しいですが、好き嫌いのはっきり分かれる味で、私はどうも、、、。植えたのはずいぶん前ですが、生り出したのはほんの数年前です。採り頃がわからず待っていると、熟したら勝手に落ちてきます。実も大きいので、音も大きな音がします。掲句はその瞬間です、、、。(2012年秋詠)

「秋夕日ポポの実ひとつ落つる音」への4件のフィードバック

  1. 初めて聞く植物です、ずいぶん前に植えたとか、有名だったのでしょうか?
    落ちて来た果実を追熟させて食べるそうですがオレンジ色という柔らかい実はどんな味がするんでしょう?
    南国の果物に有りがちな香り強い果肉なのでしょうか?

    1. 「まぼろしの・・・」というコピーにつられて買ったようですが、知っていたという人もあるので昔から少しはあったようです。
      最近は道の駅に出ていることもあるらしく、少し広まってきたのかな。
      マンゴーに似てマンゴーで無い、ちょっと苦手な南国の強い香です。
      どうも食べる気にならなくて、もっぱら収穫係をしています。

  2. 牛二さんのお庭には色々珍しい木が植えられているのですね、ポポの実は昨年までは全然知りませんでした。昨年初めて頂いて味わったのですが、味はすっかり忘れていますね、なんでもお里の庭に子供の頃から植わっていたそうで、そのお話を聞いて驚いた事だけははっきり覚えています。私の里の方ではポポなんて何処にも無かったんですよ。

    1. 好みが分かれる味なので広がらなかったのかも知れませんね。
      時には「懐かしい」と言われる方も、、、。

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