文章無しです、、、。(2019年夏詠)
カテゴリー: 2019
息ひとつ後は涼しき顔となる
今日が愛犬「もみじ」の一周忌です。俳人の性で俳句にした何句かを今日から書きます、、、。(2019年夏詠)
白南風の山へと抜ける浦の路地
下津井吟行の思い出、、、。(2019年夏詠)
黄金蜘蛛増えて我が家の潤はず
黄金蜘蛛と言う名の蜘蛛、増えて困るのです。本物の黄金なら良いのですが、、、。(2019年夏詠)
鋸ひくや眼鏡の裏の粒の汗
これが厄介この上ない。滴る汗の粒が眼鏡の裏側にたまり、視界が次第にゆがんで来る。真っすぐに板を切ろうとしているのに、、、。(2019年夏詠)
行く地獄帰る地獄や蚯蚓這ふ
いまだに理解できないのが、朝からアスファルトの路上に出て暑い中を這うミミズ。その先には死しか無かろうに、、、。(2019年夏詠)
明易や踏切の音汽車の音
明易と言えるのももう少しか。少しずつ夜明が遅くなって来たが、それでも始発が通る時刻よりはずいぶん早い、、、。(2019年夏詠)
朝かなかな聞けば再び夢の中
あちこちから蜩の声を聞いたとの便り、こちらでは今年はいまだ聞けず、やはり梅雨が明けてからだろうか、、、。(2019年夏詠)
太陽の詰まりしトマト丸かぶり
遠い遠い記憶、日差に温められた畑のトマトを齧った時の、口中に広がる暖かい甘さ、、、。(2019年夏詠)
汗に風来る一杯の水旨し
汗にも良い汗と悪い汗がある。気持ち良く一仕事をした後の良い汗、その汗に風を感じながらの水が美味しい、、、。(2019年夏詠)