夜明の曇り空の下、力強い羽音をさせて鳩の群が通過して行きました。昨年の句。そう言えば近年、近所で鳩の群を見る事が少なくなりました。なぜでしょう?都会へ引っ越して行ったのかな、、、?(2023年夏詠)
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明易や夢の続きに鳥の声
今日が夏至、どうりで、、、。(2023年夏詠)
明易の水田明かりを一両車
水を張られ、田植が終わった田圃、夜明と共に光を持ってきます。その光の今が一番きれいに見える頃です。もう少しすれば育ち始めた稲と水草や藻で、水面が緑色を帯びてきます、、、。(2023年夏詠)
明易やいの一番に雀鳴き
目を覚ますとまだ薄暗い、ちょっと中途半端な時刻、で目をつむってうとうとしていると鳥の声が聞こえだす。今日のいの一番は隣家の屋根の雀、しばらくは賑やかに鳴いているがやがておとなしくなる。雀も二度寝するのか、あるいは出かけてしまうのか、、、。(2020年夏詠)
明易や踏切の音汽車の音
明易と言えるのももう少しか。少しずつ夜明が遅くなって来たが、それでも始発が通る時刻よりはずいぶん早い、、、。(2019年夏詠)
明易やこの頃知らぬ鳥の声
季節の変化によっても訪れる鳥の種類は変わってきますが、それ以外にも環境の変化で今までとは違う知らない鳥がやって来たりします。そして知らない間に来なくなります。掲句、うとうとしていて知らない鳥の声に気づいて目が覚めた朝の句です。その鳥が何だったのか、今となっては分かりませんが、いつかまた聞こえてきて目が覚めるかも知れません、、、。(2015年夏詠)
明易のワールドカップ良かりけり
掲句は昨年の男子ワールドカップ、仕事の無い身にとっては明け方の試合も何のその、しっかり楽しませてもらいました。今年の女子ワールドカップは今月の6日から、場所はカナダです。時間はどうかな?と日本チームの日程を見ると、11時、11時、6時、これまた仕事の無い身には好都合です。ちなみに決勝まで行くと、7月6日8時がキックオフ、、、。(2014年夏詠)
明易や掌ほどの犬生まる
犬は誰に教えてもらった訳でもないのに、上手にお産をします。プードルの生れたばかりの子犬は、ちょうど掌に乗るぐらいの大きさです。ビロードのような柔らかい短い毛に覆われて、耳は小さく頭にくっついています。目は短い皺のようです。身体の色は成長すれば変わる場合もありますが、だいたいは生れたときの色で決まります、、、。母親は人間でもそうですが、我子のために必死で面倒を見ます。親としての態度には、見ていて教えられることが沢山ありますが、いつまでたっても親は親、子は子、というところは犬も人間も変わらないようです、、、。(2002年夏詠)