倉敷美観地区での句、あちこちに自分の世界に入っている方が、、、。以前そんな方から絵葉書を頂いた事があります。ご自分の絵を絵葉書にしたもので、あ、あの時に見た景だと即座に思いました。実際にはお会いした事がない方ですが、もしかしたらあのスケッチをされていた方の中の一人だったのかも知れませんね、、、。(2019年春詠)
カテゴリー: 2019
耕や田に一人増え二人増え
暖冬だから早いかと思えばそうでもなく、今年も啓蟄ぐらいから田圃に人が見られるようになりました。昨日は一人、今日はふたり、と、、、。早いものですね。この「犬と歩けば」も9年目に突入しましたよ、、、。(2019年春詠)
新しき道を祝くごと春の虹
久し振りに通ると長い間工事中だった道路が完成していた。山沿いをくねくね走っていた道が、田圃の中を真っすぐに伸び、その道路の脇から空へと虹がかかっていた。暫くはその虹を追いかけるように、、、。(2019年春詠)
春光の猫の眼の一文字
これも似たような句を以前に、、、。思考が堂々巡りをしているみたい、、、。(2019年春詠)
ねつからの優柔不断蜷の道
以前にも同じような句を書いた事がありますが、いまだに相変わらずの優柔不断で、自分でも困ったものだと思っています、、、。(2019年春詠)
広告の多き新聞春炬燵
なかなか炬燵を離れられません、、、。(2019年春詠)
昨日影今日声となり初燕
掲句は昨年、3月13日の日付があります。今年の初燕は3月2日、また早くなってしまいました、、、。(2019年春詠)
水音の別れて会ひて春の川
小川が枝分かれして、少し行くとまた合流している。水音も分かれたり一緒になったり、明るい春の音、、、。(2019年春詠)
灯油缶提げて駐在春時雨
まだまだ雨の日は寒い。ストーブの灯油が切れたのだろうか、制服姿の駐在さんが灯油缶を持って外をウロウロ、、、。(2019年春詠)
桜桃の花の一日蜂まみれ
そろそろ開き始めました。今年は早いようです。掲句は昨年、今年はまだ蜂が、、、。(2019年春詠)