もう一句。夢丈庵は仙人の庵の名前、京都にある鴨長明の方丈庵を参考にして、テント暮らしをしながら一人で建てたそうです。本当にカーナビも役に立たない山の中でした、、、。(2020年冬詠)
月: 2021年11月
漢一人溶け込んでゐる冬の山
昨日の仙人、とても真似のできるものではありませんが、羨ましい気持ちも少し、、、。(2020年冬詠)
落葉より他に音なき杣の昼
大阪から来て自分で小屋を建て、電気も水道もない暮らしをしている仙人を訪ねた時の句。その小屋から見た風景が今ヘッダーに使っている写真。心豊かな方です、、、。(2020年冬詠)
爪研いで猫の出掛ける小春かな
立冬、いよいよ冬です。とは言うものの、過ごしやすい日々が続いています。もうしばらくはこのままであって欲しいものです、、、。(2020年冬詠)
片足を上げ神鶏の秋日受く
掲句は昨年、阿知神社の大きな鶏小屋に二羽の白色レグホン、だったのですが、先日行くとなんと顔が黒い???。よくよく見ると白色レグホンではなく、烏骨鶏が二羽に、、、。(2020年秋詠)
晩秋の残り少なき日を惜しむ
秋もあと二日。このところ落ち着いた天候で秋らしいのですが、もう、、、。(2020年秋詠
秋の昼とろりと光る湖の水
暖かい午後、なんとなく粘度を持ったように見える水、、、。(2020年秋詠)
色違ふ二両の電車文化の日
時々走っている色違いの二両をつなげた電車、昨年の文化の日の句、、、。(2020年秋詠)
柿の実の色の朝日に勝りけり
葉を落として実だけになった柿の木、ちょうど朝日が差してきたので比較してみました。渋柿かな、、、?(2020年秋詠)
山湖へとなだるる如し秋の山
句会への途中、旭川ダム縁を走っている時の句です。よそ見禁止の難所です、、、。(2020年秋詠)