いよいよ大晦日、一年間お付き合い頂きましてありがとうございました、、、。(2020年冬詠)
月: 2021年12月
冬の星一両だけの終電車
いつものとおりコトコトコトコト、乗客の姿は無い、、、。(2020年冬詠)
冬河原青年犬と戯るる
帰省してきた青年とその家の犬だろうか、見かけない青年と犬。こちらは煤逃げ、いつもと時間が違うと違った風景がある、、、。(2020年冬詠)
年用意雑誌開けば手が止まり
これだから時間が足りなくなってしまうのでしょうね。捨てるとなると読みたくなる、、、。(2020年冬詠)
庭手入れ冬日浴びつつさぼりつつ
押し詰まって来ましたね。何とか年内にきれいにと思いつつ、日差があるとついつい日向ぼっこ、、、。(2020年冬詠)
冬の湖涸れて昔の暮し跡
すっかり水が減ったダム湖の底に見える道や橋や、民家のあったらしき石崖、、、。(2020年冬詠)
人去りて草生ふ一戸クリスマス
昨年、たまたま句会の日と重なったクリスマス。その道中の山路でみかけた空家、、、。(2020年冬詠)
猟銃の音一山を震はする
いやいや今は猟期、入らないでよかった。昨日の続きのようですが、別の日の句です、、、。(2020年冬詠)
後ずさる熊出没の看板に
おっ!と思い山へ入るのを躊躇した時の昨年の句。今になって思えば、熊は冬眠する動物、大丈夫だったかも知れない、、、。(2020年冬詠)
採る柚子の己が刺にて匂ひ立つ
柚子は歳時記では秋の季語ですが、今日は冬至なのでこの句を。昨年実家に帰った時に思い立って柚子を採りました。何十年ぶりだったでしょうか、採り方が下手なもので途中で他の枝の鋭い刺がブスリ、そのせいで手にした時にはあの新鮮な良い匂いが、、、。(2020年冬詠)