群雀発ちて冬田に何もなし

一斉に降りて一斉に発ってゆく雀、寒いのに勢いがあります。人間の眼で見れば発った後の冬田には何も無いのですが、雀の眼で見れば実は食料の宝庫なのでしょう、またしばらくすれば降りてきます、、、。(2021年冬詠)

全天を覆ふ雪雲日本海

昔、まだ若かった頃、職場の一泊忘年会で鳥取まで蟹を食べに行きました。仕事が終わってからの出発なので着いたのは夜、周囲の景色を見る暇もなく忘年会に突入でした。旅館のすぐ外が海岸、翌朝起き出して寝ぼけ眼で見た日本海の光景が今でも忘れられません、、、。(2021年冬詠)

パラグライダー冬青空の二機三機

国道313号線の北房近くを走っていた時、ふと目を上げたフロントガラスの向こうの青空にパラグライダーが二機、びっくりしている間に山陰からさらに一機、気持ちよさそうな飛行でした、、、。(2021年冬詠)