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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日: 2025年2月3日

立春やポットに滾る湯と湯気と

立春です。とは言うものの今年一番の寒さがやって来るとか、、、。（２０２４年春詠）

投稿者牛二投稿日: 2025年2月3日2025年1月30日カテゴリー 2024タグ春, 立春立春やポットに滾る湯と湯気とにコメント

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立春やポットに滾る湯と湯気と
節分の鬼の傘さし来たるかな
待春の風吹く街の埃かな
笹鳴や姿見えたるやうな気が
待春の心遊ばせゐる日差
鳥の声時どき羽音冬の山
雨音を車が轢いて春近し
ラグビーの部室に残る大薬缶
雪降れど覆ひつくせぬ地震の跡
切口を揃へて丸太冬の山
建前の掛矢の谺冬の山
寒夜我が血流以外音のなし
猫見上ぐ樹上に冬の鵯の声
身を縮め烏動かぬ冬木かな
大寒や猫が来たりて膝の上
寒灯を背に目薬をなじまする
大霜やいよいよもつて人無き野
捨墓を飾る一株実南天
川涸れて墓標のごとく岩数個
ワイナリー暖炉に太き薪燃えて
十四日一人とんどの小さき火
風花となる青空の欠片かな
電子レンジに融けて餅とも団子とも
凍雲の風に流され遠汽笛
ブロッコリー畑に漢冬日和
あんまんの餡に舌焼く寒四郎
水底に揺るる日の影寒鯉も
寒泳の温水プール生ぬるし
日の出れば声の明るく寒雀
腸活に朝一杯の寒の水

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節分の鬼の傘さし来たるかなに牛二より
節分の鬼の傘さし来たるかなに money.child より
待春の風吹く街の埃かなに牛二より
待春の風吹く街の埃かなに money.child より
笹鳴や姿見えたるやうな気がに牛二より

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