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犬と歩けば

渡辺牛二の俳句ワールド

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日: 2025年2月9日

白壁の高き酒蔵風光る

立派な酒蔵。ほんのりと酒の匂いがしてくる、、、。（２０２４年春詠）

投稿者牛二投稿日: 2025年2月9日2025年2月4日カテゴリー 2024タグ春, 風光る白壁の高き酒蔵風光るへの2件のコメント

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花種の袋に細き女文字
漣の走る山湖や春寒し
雨粒を溜めて辛夷の芽の光
甕にある空へ一つの落椿
出発の合図のどけし無人駅
男衆の諸手頭上に裸押し
薄氷を鴉のつつくにはたづみ
段々の堰の魚道や春の水
春雪や重機の眠るごと河原
浅春の暖かさうでなささうで
春の星千年先は誰も知らず
白壁の高き酒蔵風光る
寝て起きて食べて出かけて猫の恋
日のあらばそれが幸せ春二月
マネキンのまだ寒さうな春の服
春北風破れトタンの屋根が鳴る
するすると人入る春のマンホール
立春やポットに滾る湯と湯気と
節分の鬼の傘さし来たるかな
待春の風吹く街の埃かな
笹鳴や姿見えたるやうな気が
待春の心遊ばせゐる日差
鳥の声時どき羽音冬の山
雨音を車が轢いて春近し
ラグビーの部室に残る大薬缶
雪降れど覆ひつくせぬ地震の跡
切口を揃へて丸太冬の山
建前の掛矢の谺冬の山
寒夜我が血流以外音のなし
猫見上ぐ樹上に冬の鵯の声

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花種の袋に細き女文字に money.child より
漣の走る山湖や春寒しに牛二より
漣の走る山湖や春寒しに money.child より
雨粒を溜めて辛夷の芽の光に牛二より
雨粒を溜めて辛夷の芽の光に money.child より

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