冬眠の蛙に土をかけ戻す

天気が良いからと庭の隅を鍬で掘り起こしていたら、おっと危ない数センチの所に大きな蛙が「なんで起こすんだよ!」、と言わんばかりだがまだ寒いので動けないでいる。慌てて元のように土をかけたが、はたしてあれで良かったのかどうか、、、。(2022年冬詠)

風花やチャイムはウエストミンスター

遠くから聞こえて来るのはたぶん小学校のチャイムでしょう。おなじみのウエストミンスターの鐘、風花とよく合います。グランドを走り回る子供たちの姿まで見えるようです、、、。(2022年冬詠)

検温にマスクの額差しだせり

コロナ禍三年、すっかり季節感のなくなったマスクですが冬の季語ですね。いつも行くプールの入口にスマホを少し大きくしたような非接触の検温器が置かれています。自分の顔を見ながら額を近づけて行くアレです。これが結構うるさい。ちょっと位置がずれるともう一度顔を近づけろと言われるし、マスクを忘れるとマスクをして来いと強い口調で叱られる。慌てて車までマスクを取りに戻るとすれ違った人が笑っている、、、。(2022年冬詠)