十一月の暖かな日差の中、鳥たちは楽しそう。今年の季節外れの暑さの中ではありませんよ。先日TVのインタビューで、「小春じゃあなくて小夏だね」と言ってる方が、、、。(2022年冬詠)
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幾度も数ふ水面の鴨の数
例年通り川の鴨の数が増えて来ました。動くのでなかなか数えられない。紅白歌合戦の野鳥の会の人のようにはいきません、、、。(2022年冬詠)
落葉松の下に落葉を待つベンチ
県北、森林公園での句、落葉松林の下にベンチがある。落葉松は色づいているが落葉まではもう少し、の頃の句。今年はどうなのかな?例年だと冬になると閉鎖される森林公園、紅葉と同じで少し遅れるかな、、、。(2022年冬詠)
単線電車一直線に冬に入る
何はともあれ暦の上では冬に入りました、、、。(2022年冬詠)
節分の鬼につぶての袋豆
サラリーマン時代の節分には会社から小さな袋に入った豆と鬼の面が配られる事がありました。一時期だけだったように思いますが、良い時代だったと言うべきなのでしょう、、、。(2022年冬詠)
遠近に始業のチャイム四温晴
たぶん設定は同じ午前八時なのでしょう。微妙にずれて鳴る始業のチャイム、、、。(2022年冬詠)
枯枝の先に孤高の冬の鵙
二月、寒ももう少しです、、、。(2022年冬詠)
中州より春待つ鳥の朗々と
掲句の鳥が何だったかちょっと思い出せないのですが、今年も中州から雉の声が聞こえるようになりました。ケーンケーンと鳴きながら中州の低い位置を滑空して、また草むらに入り込んで行きます。見かけるのは雄の雉、どうやら恋の季節が近いようです、、、。(2022年冬詠)
トタン屋根打ちて霰の音となる
雨、雪、霙、霰、雹とそれぞれの音がある。トタン屋根を打つ音、、、。(2022年冬詠)
寒鴉里と深山と鳴きかはす
散歩途中の木の上の鴉の声とそれに応える川向うの山中の鴉の声。またそれに応える木の上の声。その繰り返し。明らかにつながりが感じられる二羽の声。何を連絡しているのだろうかとしばし考える。暇人、、、。(2022年冬詠)