とうとう大晦日、今年も暮れて行きますね。掲句は昨年、何の拍子か我が家の側に捨てられた子猫を加えての我が家の年の暮。あれから一年、大きくなりました。身体だけでなく生意気に、、、。(2023年冬詠)
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ぬきんづは落葉松紅葉冬の空
散歩途中に土手の上から遠くに見えるのは作楽神社の落葉松だろう。周囲の木々より飛びぬけて高く、飛びぬけて赤い、冬紅葉、、、。(2023年冬詠)
数へ日の雀群れたる精米所
精米所と言うか雑穀商と言うか、手広く商売をされている近くの工場。普段は休みが少ないようだが、さすがに年末年始は休日。人の姿が無い工場の屋根に雀が群れて賑やかに遊んでいる、、、。(2023年冬詠)
昨夜の雨纏ふ冬木の光かな
朝日が出て葉を落とした樹の枝に昨夜の雨粒が沢山光っています。朝日の位置と樹の位置と、ちょうど良い関係はほんのしばらくですが楽しめますよ、、、。(2023年冬詠)
極月の末社巡りの足早に
手首に下げた袋から小銭を出して賽銭箱に、パンパンと柏手を打って次の末社へ、見るからに忙しそう、末社の多い某神社にて、、、。(2023年冬詠)
レストランほどを連ねて冬灯
メリークリスマス!普通の民家のはずですが、遠くから見ると並んだ灯りがまるでレストランのよう。ん?あれってもしかして、クリスマスの飾りつけ、、、?(2023年冬詠)
峡深し天より枯葉舞ひ下りる
実家での句です。強風が吹くと枯葉が山の高い所の木々を離れ、空に撒かれたように日差の中を舞いながら降って来ます。花吹雪の枯葉版です、、、。(2023年冬詠)
投函の丸型ポスト冬紅葉
ちょいと歩いて葉書を出しに行った川向うの郵便ポスト。滅多に行かないので形まで記憶になかったのですが、なんと丸形ポストでした。今は投函口の少し大きい角形が多いですね。丸形の前は今より小さめの角形でした。投函口に数センチ幅の金属製の板が何枚も並んでいたような記憶があります、、、。(2023年冬詠)
粒の数光の数に実南天
ここにもあった赤い実。雨後の夜明の実南天、朝日に光っている、、、。(2023年冬詠)
残り湯の柚子湯のゆずの種一つ
冬至です。せっかくの柚子湯なんで、と楽しみ尽くした後の柚子の種、、、。(2023年冬詠)