続けて待春の句を。何年もかけて出来上がった近くの道、これで我が家の側の道の通行量が減る、と開通を待っていた頃の句。効果抜群、やっと静かになった、、、。(2023年冬詠)
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雪ありてやけに明るき勝手口
寒波予報、そろそろ雪か!とばかりに引っ張り出して来た昨年の積雪の日の句。北向きの勝手口、いつもは暗いが積雪があると極端に明るくなる。予報では今日は雪かも?と、前日にこの稿を書いています、、、。(2023年冬詠)
日本列島覆う寒気の帽子かな
昔と違って天気予報が多彩。山沿いで雪、平野部でも雪、などと日本列島が色分けされた楕円形で覆われている。まるで帽子のように、、、。(2023年冬詠)
待春の足取軽き二人連れ
散歩で出会った知らない二人連れ、もちろん男と女。一見若そう。春が近いと思えば足取も軽く、いやそれだけでは無いかも知れないな、、、。(2023年冬詠)
大寒の煙突離れゆく煙
やっと大寒、春までもう一息、、、。(2023年冬詠)
寒卵割れば小さき幸ふたつ
ラッキー!な朝、今日も元気で、、、。(2023年冬詠)
葉牡丹の渦に添ひたる霜の白
衰えが見えていた葉牡丹に霜が降りて、葉の渦の縁に沿って霜の白い線が。衰えていた色も霜が隠して、葉牡丹がまるで生き返ったような色合いに、、、。(2023年冬詠)
寒雲やたばこの臭うお姉さん
しばらく会っていないが、自転車通勤と思える女性。煙草好き、ハンドルを持つ手にいつも火のついた煙草、すれ違うといつも煙草が臭う、、、。(2023年冬詠)
無造作に冬菜屑捨て家に入る
通りがかりに見かけた近所の人。家のすぐ前が田圃、玄関を出て来られたと思ったら田圃の所まで歩いて、持ってきた篭の屑菜を田圃にバサリ、何事の変化もなく、こちらにも気づかずまた家に引き返された、、、。(2023年冬詠)
食道をすべり胃の腑へ寒の水
以前似た句を書いたのですが、こっちのほうが良いかなと思った推敲句です。元の句はこちらです、、、。(2023年冬詠)