カマキリに限った事ではないが、寒さを増して行く季節の中で、次第に動けなくなって行く昆虫を見ると、本当に可哀そうに思う。本当は逃げたいだろうに動けない。それでも手を触れるとやっとの事で足が動く。そんな自分をどんなふうに思っているのだろうか、、、。(2021年冬詠)
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凍つる夜の我が血流を聴く寝床
寒くなりましたね。なかなか寝られない夜、こんな事ってないですか、、、?(2021年冬詠)
冬の川つの字くの字に曲がる音
水量が減って川の曲がりが目立ちます。川音まで一緒に曲がって、、、。(2021年冬詠)
アルプスと紛ふばかり雪の山
掲句は昨年の今頃の句。今年は昨日少しだけですが県境あたりの山に初冠雪が見られました。今年の初冠雪はごま塩程度でした、、、。(2021年冬詠)
十二月時計二つにズレ少し
十二月、師走です。デジタルやらアナログやら、家じゅうにいくつの時計があるのでしょう。ずれがあっても、どの時計でも、今年はあと一か月、、、。(2021年冬詠)
時々は向き変へにけり浮寝鳥
浮寝鳥だって時には寝返りをすることもあるだろう、とふと思ってしまった時の句。十一月も今日まで、いよいよ明日から師走です、、、。(2021年冬詠)
パソコンの修理お礼の蕪三個
大した事ではなかったが「パソコンを見て欲しい」と言われるので、ちょこちょこっと修理設定。帰ろうとすると「これ、今朝貰ったんだけど蕪食べます?」「はい」「では半分ずつに」と採れたての土のまだ濡れている蕪を三個いただいた。こういうお礼は遠慮なくいただくことにしています、、、。(2021年冬詠)
一日のはじめ終はりの時雨かな
もう一句「一」で始まる句です。朝に時雨て夕方にもまた時雨、こんな日は昼間も薄日程度、一日寒いです、、、。(2021年冬詠)
一頭に出会ふうれしさ冬のてふ
掲句は昨年、久しぶりに蝶の飛ぶ姿を見た暖かい日の句です。今年は去年より暖かで、見かける頻度が昨年より多いです。蝶どころか今年は蛙もいまだに見かけます、、、。(2021年冬詠)
一匹を食うて一句をうるめ干
数少ない昨年の句会のお昼に頂いたうるめ干が美味しかったので一句、、、。(2021年冬)