寒い寒い日に通りがかった山の中のダム湖。時たま出会う車はあるけど歩く人影は無い。水鳥の姿も無い。ただただ寒いだけ、、、。(2021年冬詠)
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片付けてまだ片づかぬ十二月
早い早い、今日がもう十二月十四日。文句を言われながら片付けても一向にきれいにならない身の回り、毎年のことですが、、、。(2021年冬詠)
風の道忘れたやうな冬の駅
児島の「風の道」にある古い駅舎を思い出しての一句、、、。(2021年冬詠)
パラグライダー冬青空の二機三機
国道313号線の北房近くを走っていた時、ふと目を上げたフロントガラスの向こうの青空にパラグライダーが二機、びっくりしている間に山陰からさらに一機、気持ちよさそうな飛行でした、、、。(2021年冬詠)
白障子ピタリと閉ざし中に声
倉敷観龍寺の山門を入ると正面に見える白障子、たいていピタリと閉まっていて物音はしない。この日はたまたま何やら話し声が。声のする障子の外に長居もできず、早々にその場を離れた、、、。(2021年冬詠)
だんだんと身体の覚めてゆく寒さ
目覚めたらエイヤッと起き出して、身体が寒さに気づく前に着替えてしまう。これがずっと続けている朝の寒さ対策です。これってホントは身体に良いのでしょうか。いきなりポックリ逝かないとも限らない、、、。(2021年冬詠)
戦に破れし猫に冬日向
強いのだか弱いのだか分からない我が家の猫。他所の猫が現れるようになると数日間戦に出て行く。手傷を負った時もそうでない時も、戻って来ると今度は数日間死んだように眠って過ごす。勝ったとも負けたとも言わないが、他所の猫は来なくなるので、たぶん勝ったのだろうとひいき目に見ている、、、。(2021年冬詠)
鯛焼の餡の気分の寝床かな
真冬になれば電気毛布を使いますがまだそこまで寒くありません。少々重くても布団を重ねて中でじっとしていれば十分暖かで心地よいのです。さしあたり鯛焼きの餡子のようなものだなと、ふと、、、。(2021年冬詠)
宅配のバックする音師走空
覚えているもの、郵便配達のバイクの音と宅配のトラックの音。ネットでの買物が増えて、今では宅配の業者まで分かる始末。ですが、この時は散歩途中で聞こえた他所のお宅へバックする音、お歳暮かな、、、。(2021年冬詠)
北風や機影の後を音が追ひ
北風の強い日、その割に雲が少ない青空から飛行音が聞こえてくる。音の当たりを見上げても飛行機は見えない。やっと見つけたのは音よりはるか先、、、。(2021年冬詠)