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昨年の誕生寺吟行での句、駅で県南から来る句友の到着を待っていた時間だから午前十時前頃、やっと雲の間から駅舎の前に薄日が差してきてホッとした。晴天とはいかないだろうが、初冬らしい吟行日和の予感、、、。（２０１７年冬詠）

冬に入りました。日差が恋しい季節です。晴れた日には出来るだけ早く窓のカーテンを開けます。壁まで日差が届くのは短い時間なのですが、それでも何となく暖かくなったような心になれます、、、。（２０１７年冬詠）

日差にホッとするのもつかの間、翳るとたちまち寒い風が吹いて行きます。もう明日は立冬ですね、、、。（２０１７年秋詠）

節分です。近いも何も、明日から春ですね、、、。（２０１６年冬詠）

見上げた寒椿の木の奥にひっそりと鳥の巣、鳥の姿は見えませんでしたので、何の鳥とも分かりませんが、、、。（２０１６年冬詠）

二月です。掲句は某喫茶店の掛け時計、動いていません。飾りです。昨年吟行で児島の旧野崎家住宅へ行きましたが、こちらの古い台所の奥に掛かった掛け時計、動いていましたよ、正確に。野崎家住宅は細かい所まで気配りの行き届いた展示がされていて、また行ってみたいところです、、、。（２０１６年冬詠）

一月も今日で終りです。寒ももう少し、という事で掲句を。寒いけど、どこかに春の近さが感じられる空の色です。機影はどこにあるのやら、、、。（２０１６年冬詠）

他所の事ながら新しい家が建つのは興味津々、散歩途中の楽しみだった。出来上がったのは今風の角ばった、屋根一面がソーラーパネルの家。我が家の頃とは工程も出来上がりもずいぶん違うなあと思っていた昨年の今頃の句。一年経つと家もすっかり周囲に溶け込んで、当たり前のようにそこにあります、、、。（２０１６年冬詠）

横断歩道の所まで杖を突いて歩いて来られた老人、信号が青になるとその杖を持ったままの手を上げて渡り始められた。杖は頭上高く、、、。（２０１６年冬詠）

木があると根本の周囲から雪が融けてゆく。大地も同じように日が当たっていても雪が早く融ける所とそうでない所がある。なぜだろうと、そんな事を考えていた時の句です、、、。（２０１６年冬詠）