昨年末ぐらいに庭の椿の木から頻りに鵯の鳴く声が聞こえていました。その椿がそろそろ咲き始めたのですが、見てびっくり!花の先が半分ぐらいしか無い、みすぼらしいのです。そんな花がいくつもあるのです。考えてみるに原因はあの鵯にあるのではなかろうかと、、、。(2022年冬詠)
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寒椿一花に朝日届き初む
咲き始めた庭の寒椿に屋根と屋根の間から朝日が一すじ、、、。(2020年冬詠)
寒椿つぼむ先よりほのと紅
我が家の椿、今年もたくさんのつぼみを付けています。去年はずいぶん早くから咲きましたが今年は遅いようです。硬いつぼみの中に一つだけ先に赤みを帯びたものが、、、。(2017年冬詠)
寒椿仰げば鳥の巣の見えて
見上げた寒椿の木の奥にひっそりと鳥の巣、鳥の姿は見えませんでしたので、何の鳥とも分かりませんが、、、。(2016年冬詠)
寒椿二つ三つが良かりけり
昨日と同じく昨年の早島での句。H女史にこの詠み方の句が多い。その詠み方を真似てみたら案の定採っていただけた。去年は椿が咲くのがずいぶん早かった。我が家の椿は十一月から咲き始め、年末にはもう満開になっていた。今年は、まだ蕾が硬い、、、。(2015年冬詠)
老いたれば庭も老いたり寒椿
庭を造った時に、「微笑み 」だったか「笑顔」だったか、その名に惹かれて植えてもらった椿の木があります。だからかれこれ三十年ほどになります。大した手入もしないのに、ピンクの大きな花が咲きます。例年だと年が明けてからポツポツと咲き始めるのですが、何と今年はもう満開です!花も数が多く、例年以上に綺麗です!暖かい冬のせいだと思うのですが、今からこんなに咲いて、来年は大丈夫?とも思うのです。今年咲き過ぎて来年は咲かない、なんてのも寂しいですからね。掲句は昨年、こんな句を詠んでいる事から思えば、昨年は花が少なかったのかも知れませんね、、、。(2014年冬詠)