気嵐の川遡る寒さかな

霧の朝の川面にその霧よりも濃い霧が湧き上がっては上流へ流れて行く。見ているだけで寒さが募ります。長い間この現象を何と言うのだろうと疑問に思っていました。どうやらこれが近いかな、と見つけたのが「気嵐」、合っているかどうかは分かりませんが、、、。(2023年冬詠)

だんだんと身体の覚めてゆく寒さ

目覚めたらエイヤッと起き出して、身体が寒さに気づく前に着替えてしまう。これがずっと続けている朝の寒さ対策です。これってホントは身体に良いのでしょうか。いきなりポックリ逝かないとも限らない、、、。(2021年冬詠)

煙突の煙ちぎれて飛ぶ寒さ

去年の年の瀬、こんな句を残していました。薪ストーブの、先がT字型になった、壁から出て屋根の上に伸びる煙突です。ほとんど見かけません。見れば懐かしい。震えながら、きっと部屋の中は暑すぎるぐらいなんだろうなあと、、、。冬至です、、、。(2018年冬詠)