意外とこじんまりとした感じの武家屋敷。何となく武士の質素な暮らしぶりが見えるような気がする。庭の柿の木が実を付けている。この実も屋敷に合わせるように少し小ぶり、、、。(2024年秋詠)
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どの家も柿熟れてをり杣部落
谷底のような所の道を走って行くと山の斜面に点在して何軒かの民家が見える。どの家にも庭先であったり、家の横であったり、同じように柿の木があり、たわわに赤い実を付けているのが見える。十月です、、、。(2024年秋詠)
日差濃き限界集落柿数多
とある山間の集落にて。私のふるさとも同じです。人影なし、柿の木多数、、、。(2023年秋詠)
柿熟るる侍屋敷自刃の間
足守にある侍屋敷にある自刃の間、実際に使われた事は無かったそうですが、やはり見るだけで緊張します。庭にある柿の木に沢山の実、こちらは熟れて豊作、それほど古い木では無いように見えましたが明るい、、、。(2023年秋詠)
柿熟るる夕日の色のしみ込んで
柿八年どころか、いつ植えたのかも分からない。そんなだからどんな柿か名前も分からない。ちっとも大きくならないので、そろそろ切ってしまおうかと話していたら、今年初めて一つだけ実を付けました。それも気づいたのは熟れて熟柿になってから、、、。(2021年秋詠)
せり出してダム湖の崖の残り柿
道路脇からダム湖へ落ちるようにせり出した山柿の木。当然渋柿。鴉も食べないのだろう熟した色の小さな実がたくさん残っている、、、。(2020年冬詠)
柿の実の色の朝日に勝りけり
葉を落として実だけになった柿の木、ちょうど朝日が差してきたので比較してみました。渋柿かな、、、?(2020年秋詠)
柿一枝甕に差したる杣の家
岡山のまねき猫博物館へ行った時の句です、、、。(2020年秋詠)
一連の柿干してある格子窓
倉敷、あきさ亭、、、。(2019年秋詠)
名園の程よき数の柿熟るる
手入の行き届いた庭では柿の数まで管理されているのだと思った、とある庭での句。我が家の柿の木は成り行きまかせ、それに老木。実は枝によって数も大きさもまちまちで、虫食いも多い。それでも毎年楽しませてくれる。今が採り頃、、、。(2018年秋詠)