音させて一人踏みゆく霜柱

散歩する舗装された土手道から外れて河原に降りると、所々に霜柱が出来る広場があります。簡単に真砂土を入れて均しただけの広場で、全体が浮いたような霜柱の面が出来上がります。そこを一人、ザックザックと音をたてて歩きます。気分は子供の頃と同じですが、後に残るのは大きな大人の足跡です、、、。(2020年冬詠)

寒月へ点滅灯の入りゆく

昼間は音がしても雑音の中で気づかないだけなのでしょうか、夜に外に出ると飛行音が度々聞こえてきます。晴れていると点滅する航行灯(と言うのだそうです)がすぐに見つかります。多い時は一度にいくつも見えたりします。飛行機の高度によって見え方も違いますし、色もきれいです。たまたま掲句のようなことも、、、。(2020年冬詠)